こんにちは、ワッショイ林です。
お正月よりもお正月らしいお祭りがあるんです。
それは、宮城県をはじめとした東北地方で開催される、どんと祭で、一年間の無病息災や家内安全を祈願するお祭りなんです。
よい一年にしたい!という方は、旅行先として、どんと祭はいかがでしょうか?
どんと祭とは?
どんと祭(どんとさい)とは、宮城県を中心に行われる祭りで、「どんと焼き」「左義長」「お焚き上げ」などと呼ばれる祭事の一種です。
神社の境内で正月飾りなどを焼き、御神火にあたることで一年の無病息災・家内安全を祈願するという意味があります。また、どんと祭の火で焼いた餅や団子を食べると健康でいられるともいわれます。
主などんと祭の一覧と場所、時間
どんと祭は、一か所ではなく宮城県を中心にたくさんの場所で開催されています。
その場所と日時をまとめてみました。
- 大崎八幡宮(宮城県仙台市青葉区) 1月14日 16:00頃点火
- 竹駒神社(宮城県岩沼市) 1月14日 16:00頃点火
- 仙台東照宮(宮城県仙台市青葉区) 1月14日 15:00頃点火
- 賀茂神社(宮城県仙台市泉区)1月14日 15:00頃点火
- 鹽竈神社(宮城県塩竈市)1月14日 17:00頃点火
- 愛宕神社(宮城県仙台市太白区)1月14日 18:00頃点火
- 盛岡八幡宮(岩手県盛岡市) 1月15日 10:00頃点火
大崎八幡宮のどんと祭は大規模
大崎八幡宮のどんと祭は、「松焚祭(まつたきまつり)」とも呼ばれ、毎年約10万人が訪れるといわれる最大規模のどんと祭です。
1月14日、持ち寄られた正月飾り等を境内の一角に積み上げ、日没の頃「忌火」により点火し焚き上げます。
これは正月の間に各家庭に訪れていた神々を送る「御神火」であり、この火にあたると心身が清められ、一年間無病息災・家内安全の加護を得ると言い伝えられています。
また、この「御神火」を参拝する「裸参り」があります。
江戸時代中期頃から行われている習慣で、かつて、厳寒時に仕込みに入る酒杜氏が醸造安全・吟醸祈願のために参拝したのが始まりとされています。
現在でも、白鉢巻き・白さらしを巻き、口に「含み紙」と呼ばれる紙をくわえ、右手に鐘、左手に提灯を持った参拝者が数千人も訪れます。
愛宕神社のどんと祭
仙台の愛宕神社は、火の神カグツチノカミを祭る神社で、もとは米沢にありましたが、伊達政宗の移封とともにまず岩出山へ、ついで仙台へ移転しました。
火防鎮護のご利益があるとされています。毎年1月14日にどんと祭が行われます。規模としてはそれほど大きくありませんが、地域の人々に愛されているお祭りです。
盛岡八幡宮のどんと祭
宮城県のどんと祭は1月14日行われることが多いのですが、岩手県盛岡八幡宮のどんと祭は、1月15日の午前10時頃から行われます。
正月の松飾りや、市内各地から集まったお飾りや破魔矢などを、清めの塩をまきながらお焚き上げし、一年の家内安全・無病息災を祈ります。
同日に、裸参りも行われます。新しい一年の防火と無病息災を祈願して行う行事で、藩政時代から伝えられています。
夕方16:30頃、各町内や近隣の青年たちが20人程度をひとグループとして、約130人が裸参りをします。
青年たちは素裸にさらしを巻き、腰みのをつけ、太しめ縄を背負い、頭に鉢巻、口に紙をくわえ、わらじを履きます。左右に手足を大きく踏み出す独特の歩調を取りながら参拝します。
どんと祭で燃やしてダメなものは?
どんと祭では正月飾りなど神様に関係するものをお焚き上げするのが原則です。
以下のようなものは燃やしてはいけません。
- プラスチック類
ダイオキシンが発生するおそれがあるため、プラスチックやビニール類はダメです。 - ガラス、金属類
これも危険なので燃やしてはいけません。 - お札、お守り
神社によっては、よその神社の物は受け付けていない場合があります。また、専用の返納所に返すルールになっている神社もあります。 - 人形、ぬいぐるみ
一部の神社では受け付けてもらえる場合もありますが、神様に関係のないものなので、どんと祭では燃やさないのが一般的です。 - だるま、みかん、鏡餅
地域によっては燃やしてはいけないとされています。 - 年賀状、お年玉袋
神社によっては受け付けてもらえる場合もありますが、一般的ではありません。
まとめ
どんと祭のお祭り情報
- 【開催場所】
宮城県下各地
■一例として、大崎八幡宮:宮城県仙台市青葉区八幡4丁目6−1 - 【地図】(大崎八幡宮)
- 【開催日程】
1月14日夕方~(盛岡は、1月15日) - 【アクセス情報】
■大崎八幡宮の場合
地下鉄「北四番丁」駅から「二日町北四番丁」バス亭より、仙台市営バス利用。
「大崎八幡宮前」下車。
無料駐車場あり。 - 【公式サイト】
大崎八幡宮のホームページ
1月14日は仙台市内の各地で「どんと祭」が開催されます! | 【公式】仙台観光情報サイト - せんだい旅日和どんと祭の火「御神火」にあたることで、心身が清められ、一年間無病息災・家内安全の加護を得るという言い伝えがあり - 【お問い合わせ先】
大崎八幡宮(青葉区八幡) TEL:022-234-3606
コメント